JAえちご中越なんかん青年部 - NO AGRI NO LIFE

・消費者と土壌と農作物の健康と幸せのために、土壌診断による適量のミネラル充填、病害虫に負けない農作物の体づくりと研究、化学肥料を出来るだけ抑え適切な有機肥料の使用を遵守しています。
・土壌の作物にあった使用肥料の選定をし、発酵の仕組みを理解するために時にはスタッフで作成もしています。
・自家培養した菌を混ぜた土壌づくりや、農薬を限りなく制限したオリジナルの栽培方法を確立し、アスパラガスの原産エリアといわれるイタリアに赴き、現地の作り方を学びました。
・県内外で営業される各種飲食店に出荷し、使用した農作物に対する忌憚ないご意見をいただくことにより、よりお客様の求める農産物に近づける工夫を日々しております。
・品質と味のエビデンス獲得の為、各国料理におけるプロの料理人から使用していただいています。
・農業の取り組みを通じ、だれが何のためにどんな幸せにつながるかをスタッフ一同で考えながら仕事をし、関係スタッフ一同が足並みをそろえることにより、より必要とされる農産物生産につなげています。
・SDG‘ｓへの取り組みを意識し、できる形でフードロス対策や企画に協力しています。

　我々第一次産業者はより命に近い「日々を生きる糧」を得るために古くから在る歴史の深く誇り高い農業であり、先人たちの様々な思いや過去を乗せた農を農地という不動産として受け継いできました。しかし様々な理由により近年の飽食傾向に偏った時代では既存の伝統を重んじる世襲型農業は場合によっては、受け入れられる枠が少なくなっています。
　しかし先祖から受け継ぎそこから糧を得ていた我々が伝統深い農の火を簡単に絶やすわけにはいかない。そこで理念に沿った農業経営を歩むため、時代世代によって移り変わる様々なニーズにそった柔軟な農産物の生産で多くの価値を拾い、昔ながらの清貧農業ではなく、需要と理解のあふれた心も生活も豊かでゆとりのある幸せな未来を農業で切り開くために、日々研鑽しています。
　日々の生活の糧を得ている農業という場を残してくれた先人たちの軌跡と感謝を次世代へ紡ぎ、またそれを恩送りとするために、次世代へとつないでいく、若手にやりたいと思ってもらうことが必要不可欠だと思います。さらにお客様や業者や家族などの皆さんから協働していただくことにより、それらを「繋ぐ」線が縄のように「紡ぐ」となり、より強い農業となっていくと考えています。